フィアット500ツインエアのサーモスタット交換手順と修理費用【現役自動車整備士が解説】

こんにちは、すすてっくです。

今回はフィアット500ツインエアの定番故障であるサーモスタット交換についてご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

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車両情報

型式:ABA-31209

初年度:23年9月

エンジン:312A2

オーバーヒートの原因はサーモスタットからの水漏れ

確認するとこんな状態。サーモスタットのヒーターホースにつながるパイプが折れています。

樹脂製なので劣化して折れてしまうんですね。

フィアット500 サーモスタット
左:純正品 右:対策品

よく壊れる部品なので対策品が出ています。

対策品はパイプ部分もアルミ一体構造になっているので折れて水漏れする心配はありませんね。

フィアット500ツインエアのサーモスタット交換手順

それではここからフィアット500ツインエアのサーモスタット交換手順をご紹介します。

フィアット500ツインエアのサーモスタットはエンジンのリヤ側についているので、交換するにはバッテリー周辺の部品を外す必要があります。

まずプラスとマイナスの端子(10mm)とステーのナット(13mm)を緩めてバッテリーを外します。

バッテリーを外すとトレーがあるので外します。

持ち上げるだけです。

ボルト2本(13mm)とナット(13mm)を緩めてバッテリーの台(ECUステー)を外します。

繋がっている配線やコネクターは全て外します。

アース(10mm)が1か所、組付け時は忘れやすいので要注意。

バッテリーの台を外すとサーモスタットの取り外しにかかることができます。

フィアット500 サーモ

サーモスタットにつながっているホース3本、コネクタ1本を外します。

サーモスタットを固定しているボルト(10mm)2本を緩めてサーモスタットを取外します。

パイプの付け根はこんな状態でした。

取付面を掃除し逆の手順で組付けていきます。

ホースバンドも同時に交換が必要です。

フィアット500ツインエアの純正クーラント

フィアット500の純正クーラントはアルファロメオと同じものです。色は赤。

部品番号 59059420

フィアット500ツインエアのサーモスタット交換費用

項目数量単価金額区分
サーモスタット(対策品)1.010,67010,670 部品
冷却水2.02,2002,200部品
ホースバンド2.0660660部品
工賃1.06,9306,930工賃
総額(消費税込)20,460

費用はあくまでも目安です。

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まとめ

  • 水漏れのサーモスタットのパイプ折れ
  • 交換するなら対策品にしましょう
  • フィアット500ツインエアのサーモスタット交換費用は2万円前後

今回はフィアット500ツインエアの定番故障であるサーモスタット交換についてご紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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すすてっく2級自動車整備士 自動車検査員
現役整備士ブロガー|整備士歴15年以上|元オートバックス社員|自動車の整備や工具に関する情報を発信しています。