【トヨタ】電動パーキングブレーキ搭載車のリヤブレーキパッド交換方法【現役整備士が解説】

トヨタ リヤブレーキパッド交換モード

こんにちは、すすてっくです!

今回はトヨタ電動パーキングブレーキ搭載車(以下EPB搭載車)のリヤブレーキパッド交換方法をご紹介します。

ぜひ参考にしてください!

関連記事 トヨタ・アルファード(30系)のバッテリー交換費用やリセット手順まとめ

トヨタEPB搭載車のリヤブレーキパッド交換手順

作業手順
  1. ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押しイグニッションONにする。
  2. 手動またはOBDテスターを使用しリヤブレーキパッド交換モードに移行する。

8秒以内にパーキングブレーキスイッチON(上げる→放す)を3回、OFF(押す→放す)を3回操作する。

OBDテスターを接続しシャシ電動PKB作業サポートチェックモード移行を選択

  1. パーキングブレーキスイッチを5秒以上押す。(リヤブレーキからモーター音がします)
  2. イグニッションOFFにする。
  3. モーター音が止まったら電動パーキングブレーキのコネクターを抜く。
  4. ピストンを戻してリヤブレーキパッドを交換する。
  5. 電動パーキングブレーキのコネクターを接続する。
  6. イグニッションONにする。
  7. パーキングブレーキを作動させ通常モードに復帰させる。

トヨタEPB搭載車のリヤブレーキパッド交換手順詳細

STEP

ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押してイグニッションONにします。

STEP

手動もしくはEPB対応のOBDテスターを使用しリヤブレーキパッド交換モードに移行します。

8秒以内にパーキングブレーキスイッチON(上げる→放す)を3回、OFF(押す→放す)を3回操作する。

OBDテスターを接続しシャシ電動PKB作業サポートチェックモード移行を選択

年式(EPB初期の頃)により手動でリヤブレーキパッド交換モードに移行できない車両もあります。その場合はOBDテスターが必要になります。

STEP

パーキングブレーキスイッチを5秒以上押し続けます。

押すとパーキングブレーキランプが点滅し、同時にリヤブレーキより「ウィーン」とモーター音がします。

パーキングブレーキランプの点滅が遅くなればボタンを離してOKです。

STEP

スタートボタンを1回押してイグニッションOFFにします。

STEP

モーター音停止後、電動パーキングブレーキのコネクターを抜いておきます。

これは事故防止のためです。

STEP

ピストンが戻せるようになったのでディスクブレーキセパレーターを使用しリヤブレーキパッドを交換します。

STEP

リヤブレーキパッドの交換が終わったら電動パーキングブレーキのコネクターを接続します。

STEP

ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押してイグニッションONにします。

STEP

パーキングブレーキを作動(スイッチを引き上げる)させて通常モードに復帰します。

ディスクローターが中途半端な位置になることがあるのでタイヤを取り付けてから復帰させた方がよいです。

以上でリヤブレーキパッド交換作業は完了です。

まとめ

今回はトヨタ電動パーキングブレーキ搭載車のリヤブレーキパッド交換方法をご紹介しました。

以上最後までお読みいただきありがとうございました。

  

ABOUT US
すすてっく2級自動車整備士 自動車検査員
現役自動車整備士です。自動車整備や工具に関する情報を発信しています。