こんにちは、すすてっくです!
今回はトヨタヴィッツ(NCP10)のエアバッグ警告灯点滅修理についてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
- 型式:GH-NCP10
- 年式:12年5月
- 走行距離:14万キロ
症状
![](https://jidoshaseibi.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2478-e1620652141204-644x413.jpeg)
イグニッションONにするとエアバッグ警告灯がゆっくりと一定周期で点滅しています。
OBDテスターをつなぎDTC を調べてみるとB0136前席L側シートベルトプリテンショナーオープン)を表示しました。
B0136 前席L側シートベルトプリテンショナーオープンとは
![シートベルトプリテンショナー](https://jidoshaseibi.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2470-644x483.jpeg)
B0136は助手席側のシートベルトプリテンショナー回路が断線しているという意味のようです。
![](https://jidoshaseibi.com/wp-content/uploads/2021/05/0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e-644x464.png)
赤丸の部分ですね。ちなみに運転席側が断線した場合はB0131を表示します。
![](https://jidoshaseibi.com/wp-content/uploads/2021/05/0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e-1-644x117.png)
故障可能性がある箇所は、以下の3つ
- 助手席側プリテンショナー
- センターエアバッグセンサー
- 助手席側プリテンショナー~センターエアバッグセンサASSY間のワイヤハーネス
それでは診断していきます。
助手席側シートベルトプリテンショナー回路の故障診断
シートベルトプリテンショナーは運転席側と助手席側の部品が同じなので部品を入れ替える方法で診断を行いました。
同じ部品がある場合はこの方法が簡単で手っ取り早いです。
診断手順
![](https://jidoshaseibi.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2469-644x483.jpeg)
①バッテリーのマイナス端子を切り離し90秒間待機
②助手席側Bピラーの内張りを外し、シートベルトプリテンショナーのコネクターを外す
③同じように運転席側Bピラー内張りを外し、シートベルトプリテンショナーを外す
![B0131](https://jidoshaseibi.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2474-e1620651339709-644x483.jpeg)
④助手席側の外したコネクターに運転席側シートベルトプリテンショナーを接続する
⑤バッテリーマイナス端子をつなぎ60秒待機
⑥イグニッションONにしてDTCを読み取る
![B0131](https://jidoshaseibi.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2473-e1620651890317-644x486.jpeg)
B0136が消えた代わりにB0131が表示されました。
これで助手席側シートベルトプリテンショナー不良が確定です。
助手席側シートベルトプリテンショナー交換の費用は?
部品代 | 工賃 | 合計 |
---|---|---|
38,500円 | 5,500円 | 44,000円 |
修理代44,000円と高額修理になりました。
年式が古いので部品があるか部品商に問い合わせたところ現在メーカー欠品中で納期がだいぶ先になるということでした。
まとめ
- B0136が表示されたら助手席側シートベルトプリテンショナーが断線している可能性大
- 運転席側も部品が同じなので入れ替えて診断できる
- 「断線」の場合はコネクターを「短絡」させてDTCの変化で診断できる。逆も可
- NCP10ヴィッツのシートベルトプリテンショナーはメーカー欠品で受注生産
今回はトヨタヴィッツ(NCP10)のエアバッグ警告灯点滅修理についてご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。