タント(LA650S/660S)のバッテリー交換費用やリセット手順まとめ【現役整備士が解説】

こんにちは、すすてっくです!

今回はダイハツ・タント(LA650S/660S)のバッテリー交換費用やリセット手順についてご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

この記事の内容
  • バッテリー適合情報
  • おすすめのバッテリー
  • バッテリーの交換手順
  • バッテリー交換後のリセット手順

関連記事 タント(LA600S/610S)のバッテリー交換費用やリセット手順まとめ

タント(LA650S/660S)のバッテリー適合表

車両型式新車搭載
6BA-LA660SM-42
6BA-LA650SM-42
5BA-LA660SM-42
5BA-LA650SM-42

車両型式は車検証をご確認ください。

タント(LA650S/660S)の新車搭載バッテリーはアイドリングストップ車用のM-42です。

ランクアップする場合はM-65M-55などが適合します。

バッテリーのサイズの見方は以下を参考にしてください。

標準車(充電制御車)用

例)40B19Lの場合

記号の意味変更
性能ランク(数字が大きい程性能が高い)
バッテリーの短側面のサイズ×
バッテリーの長さ(cm)×
端子の位置×

アイドリングストップ車用

例)M-55Rの場合

記号の意味変更
外形寸法の区分×
 性能ランク(数字が大きい程性能が高い)
端子位置(Lは記号なし)×
バッテリー外形寸法区分
標準車用ISS用標準車用ISS用
B17JD26S
B19KD31T
B20ME41U
B24NF51V
D20PG51W
D23QH52X

タント(LA650S/660S)のバッテリー交換費用の目安

M-42の場合

実店舗ネット
バッテリー¥16,000~¥7,000~
工賃¥1,000~¥0~
合計費用¥17,000~¥7,000~

費用はあくまでも目安です。

全く同じバッテリーでもネット通販なら実店舗の半額以下で購入できる場合があります。

実店舗でいきなり交換せずに見積もりとネット価格を見比べてからの交換をおすすめします。

バッテリーの保証期間と交換時期の目安

保証期間交換時期の目安
標準車3年3~4年
アイドリング
ストップ車
2年2~3年
ハイブリッド車3年3~4年

近年のバッテリーは突然上がることがあるので通常使用の場合、保証期間+1年以内の交換をおすすめします。

もしすでにバッテリーが上がって困っているという方は24時間365日営業【カーバッテリー110番】 をご利用ください。

タント(LA650S/660S)におすすめのバッテリー

すすてっく

僕のおすすめはパナソニック・カオスとBOSCH・ハイテックシリーズ!

バッテリーは信頼できるメーカー製品を選びたいですね!

M-42の場合

タント(LA650S/660S)のバッテリー交換方法

タント(LA650S/660S)のバッテリー交換は非常に簡単なので工具さえあればDIY可能です。

交換の際は時計やナビ、ECU等がリセットされるなどのトラブル防止のためメモリーバックアップの使用をおすすめします。

使用工具

メモリーバックアップの使用方法

すすてっく

愛用のカーメイトSA203の使用方法です。

このメモリーバックアップは簡単で失敗が非常に少ないのでおすすめです!

STEP

モバイルバッテリーを接続する

まずSA203にモバイルバッテリーを接続します。

接続すると赤いランプが1個明るく点灯します。

STEP

車両のOBDカプラーに接続する

次にSA203を車両のOBDカプラーに接続します。

OBDカプラーはほとんどの車種で運転席足元付近にあります。

STEP

赤いランプが2個点灯したら接続完了

OBDカプラーに接続し赤いランプが2個明るく点灯したら接続OKです。

この状態でバッテリーを交換します。

バッテリーの交換手順

①バッテリーマイナスターミナルを外す

ナット(10mm)を緩め、バッテリーマイナスターミナルを外します。

使用工具

②バッテリープラスターミナルを外す

10mmのナットを緩め、バッテリープラスターミナルを外します。

使用工具

③バッテリーステーを外しバッテリーを交換する

ナット(10mm)を2か所緩めバッテリーステーを外します。

あとはバッテリーを交換し逆の手順で組付けます。

タント(LA650S/660S)のバッテリー交換後のリセット手順

バッテリー交換後は以下のリセット作業が必要になる場合があります。

メモリーバックアップを使用した場合はリセット不要です。

パワーウインドウの初期設定
  1. 運転席ドアガラスを全開にする
  2. 運転席ドアガラスをUP作動で全閉にし、停止後2秒以上保持する
パワースライドドアの初期設定

パワースライドドアを1回手動で全閉にする。

メーターの再設定

時計とメーター照明光度がリセットされるので再設定します。

舵角センサの初期設定

しばらく走行すればOKです。

eco IDLE点滅リセット
  1. イグニッションOFFにする。
  2. エンジンルームにあるEFI (15A)ヒューズを60秒間抜き取り、再度取り付ける。

まとめ

  • タント(LA650S/660S)の新車搭載バッテリーはM-42
  • パナソニックカオスの場合はN-M65、BOSCHの場合はHTP-M-42が適合する
  • バックアップを使用しない場合はパワーウインドウなどの初期化が必要になる

今回はダイハツ・タント(LA650S/660S)のバッテリー交換費用やリセット手順についてご紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ABOUT US
すすてっく2級自動車整備士 自動車検査員
現役整備士ブロガー|整備士歴15年以上|元オートバックス社員|自動車の整備や工具に関する情報を発信しています。