スズキR06A型エンジンのファンベルト交換手順と費用と使用工具【現役整備士が解説】

R06A ファンベルト

こんにちは、すすてっくです!

今回は日産モコ(MG33S)と現行のスズキ車に搭載されているR06A型エンジンのファンベルト交換レポートです。 

ファンベルトの交換手順から交換費用と使用した工具まで記事にまとめました。

ぜひ参考にしてください。

関連記事 【スズキMH23SワゴンR】K6Aエンジンファンベルトの交換手順と費用

R06Aエンジン搭載車のファンベルト交換手順

ここからは、実際の交換手順を説明します。

まずは、車をリフトアップし右フロントタイヤを外します。

ここから先は写真で説明していきます。 

①カバーの取り外し

モコ ファンベルト

クリップリムーバーなどでプッシュリベット4か所を外しスプラッシュカバーを外します。   

②テンショナーボルトを緩める

R06A ファンベルト

テンショナーボルト2本(12mm)を緩めます。結構奥にあるので長めのラチェットハンドルやスピンナーハンドルを使用します。

TONEのラチェットハンドルRH3FHXだと余裕で届きますよ。

締め付けトルク:ベルトテンショナボルト  25 N·m   

③アジャスティングボルトを緩めてベルトを外す

R06A アジャストボルト

アジャストボルト(12mm)を緩めてファンベルトを外します。

ベルトを交換し逆の手順で組付けます。

ファンベルトの張り調整に便利な工具

スズキ車のファンベルトの調整は意外とシビアです。感覚で調整すると大体緩くなりベルト鳴きでよく帰ってきます。

そこで便利なのがベルトテンションゲージです。これを使用すれば間違いないですね。

交換費用の目安

部品代工賃合計
4,004円6,160円10,164円
税込み

作業点数は法定点検不随作業の場合で0.5、一般整備時の場合で0.7でした。

レバーレート8,000円で計算すると工賃は一般整備時で6,160円になります。

使用工具

使用工具

①TONE ラチェットハンドルRH3FHX

72ギアで送り角5度!ヘッドがコンパクトで全長427mm!これを買ってからはいきなりメインのラチェットハンドルになりました。ベルト交換時はどの車種でも使用しています。

②コーケン スタンダードソケットRS3400M/12

ソケットはほぼコーケンで揃えています。輸入車もするなら12サイズセットがおすすめです!

③コーケン セミディープソケット3300X-12

セミディープソケットは10mm、12mm、14mmの3本をバラで持ってます。個人的には3サイズで足りてます。使用頻度は多くないですがあれば便利ですよ。

④コーケン クリップハンドル169/2

クリップリムーバーは正直どのメーカーでも良いと思います。コーケンが好きなので使ってます。

⑤ストレート メガネラチェットレンチセット フレックスタイプ

ストレートは安物メーカーのイメージがありますが、こちらの商品はかなり出来が良いと思います。評価も高いですね。値段も安いのでおすすめです。 

まとめ

今回の記事ではスズキR06A型エンジンのファンベルト交換について紹介しました。

交換作業自体は難しくないですがベルトの張りと締め付けトルクは要注意です。

以上最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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すすてっく2級自動車整備士 自動車検査員
現役整備士ブロガー|整備士歴15年以上|元オートバックス社員|自動車の整備や工具に関する情報を発信しています。