こんにちは!すすてっくです。
今回は「エアコンが効かない」という22年式MH23SワゴンRのトラブル事例をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
関連記事 HE22SラパンのA/Cコンプレッサー焼き付き修理レポート!
もくじ
エアコンの診断は室内のスイッチ類から
- エアコンスイッチONになっているか
- 内気循環モードになっているか
- 風量MAX最大冷風になっているか
- ブロアモーターの作動音が聞こえ風が出るか
- 冷風はでるか
今回はエアコンの風は出るが冷風が出ない状態なのでエアコンコンプレッサーが作動しているのか否かが焦点になります。
マグネットクラッチの状態を確認
ボンネットを開けマグネットクラッチの作動状態(アーマチュアの回転)を確認します。
作動している…機械的な故障。ゲージマニホールドをつなぎクーラーガスの圧力を確認する。
作動していない…電気的な故障。リレーコネクタ部分で通電の確認する。
確認するとマグネットクラッチは作動していました。
電気的には問題ないのでゲージマニホールド(今回はOKクリマアドバンスを使用)をつなぎ圧力を確認します。
クーラーガスの圧力を確認
確認するとガスはある程度入っているようですが高圧と低圧どちらもほぼ同じ圧力になっています。マグネットクラッチはONの状態です。
これはエアコンコンプレッサーが冷媒を全く圧縮していないということになります。
エアコンが効かない原因はエアコンコンプレッサー不良
エアコンコンプレッサーを分解してみたところベーンがローターに固着しておりました。
シリンダーも傷だらけでこれでは圧縮不可能です。原因はオイル不足による潤滑不良でしょう。
毎年クーラーガスを補充されているという方はたまにはオイルも補充してもらいましょう。
ワゴンRのエアコンが効いたり効かなかったりする場合の原因
ちなみにエアコンが効いたり効かなかったりする場合、マグネットクラッチが故障していることがほとんどです。
それについては下の記事で紹介しているので参考にしてくださいね。
>>【スズキDA64Vエブリイ】しばらくするとエアコンが効かなくなる!故障修理レポート
まとめ
- エアコンの診断はまず室内のスイッチ類から。単にスイッチが入ってないだけということがよくある。
- マグネットクラッチの作動状況で電気的な故障か機械的な故障か判別できる。
- 電気的な故障の場合はマグネットクラッチリレーのコネクタで原因の切り分けできる。
- 機械的な故障の場合はクーラーガスの圧力の値で原因の推定ができる。
- クーラーガスを毎年補充されている方は数年に1度コンプレッサーオイルも補充しましょう。
今回は「エアコンが効かない」という22年式MH23SワゴンRのトラブル事例をご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
エアコン関連記事です。