こんにちは、すすてっくです。
先日ホンダ・フィット(GK)にお乗りの方から「CVTフルード」を交換してほしいと依頼がありました。
最近のホンダ車の純正CVTフルードはHMMFからHCF-2に変更されたようです。
そこで今回はホンダ・フィット(GK)のCVTフルード(HCF-2)交換手順と費用をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
関連記事 フィット(GK3)のバッテリー交換費用やリセット手順まとめ
もくじ
ホンダ純正 トランスミッションフルード ウルトラHCF-2とは
伝達トルクの容量アップを実現した新型CVT専用に開発したフルード。
HCF-2はHMMF指定車両には使用できませんし、HCF-2指定車両にHMMFを使用することもできません。
互換性が無いので混ぜないようにしましょう。
- CVTのレベルゲージが無い
- フィラープラグ(注入口)横にHCF-2と書かれたシールが貼られている
ホンダ・フィット(GK)のCVTフルード(HCF-2)交換手順
①CVTフルード抜き取り
ドレンボルトを緩めCVTフルードを抜取ります。
5分以上排出したらドレンパッキンを交換しドレンボルトを締め付けます。
締付トルク 49Nm
②CVTフルード注入
フィラープラグを緩め、HCF-2オイルを注入します。
溢れてきたらOKです。
注入したらフィラープラグを仮締めします。
2WD 3.4L 4WD 3.9L
③シフト操作
エンジンを始動し各ポジションで約3秒間程度保持しながらシフト操作を行います。
シフト操作が終わったらイグニッションOFFにします。
④CVTフルード補充
フィラープラグを緩め、HCF-2オイルをネジ穴下面と同一レベルまで補充します。
あふれてきたらOKです。
補充したらパッキンを交換しフィラープラグを本締めします。
締付トルク 44Nm
⑤CVT電動ポンプのエア抜き
最後にCVT電動ポンプのエア抜きをして完了です。
CVT電動ポンプのエア抜き方法はOBDテスターを使用し強制的にCVTポンプを作動させる方法と、OBDテスターを使用しない方法の2通りあるようです。
ここではOBDテスターを使用しない方法をご紹介します。
- ラジエータファンが2回作動するまで暖機させる。
- 車速5km/h以上で走行し車両を停止させる。
- アイドリング ストップが作動し15秒間以上エンジンが停止状態になることを確認する。15秒間以上エンジン停止状態になれば作業完了です。
ホンダ・フィット(GK)のCVTフルード(HCF-2)交換費用
項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 区分 |
---|---|---|---|---|
ウルトラHCF-2フルード | 3.4 | 2,200 | 7,480 | 部品 |
ドレンパッキン | 2.0 | 110 | 220 | 部品 |
工賃 | 1.0 | 4,400 | 4,400 | 工賃 |
総額(消費税込) | 12,100円 |
---|
費用はあくまで目安です。
まとめ
- HCF-2とHMMFは互換性が無いので混ぜない。
- 交換方法はミッションオイルの交換とほぼ同じ。
- HCF-2車はCVTのオイルレベルゲージが無い。
- フィット(GK)の場合は約3.4L使用する。
今回はホンダ・フィット(GK)のCVTフルード(HCF-2)交換手順と費用をご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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