マツダ・CX-3(ディーゼル)のオイル交換とリセット手順まとめ【現役整備士が解説】

こんにちは、すすてっくです。

今回はマツダ・CX-3(DK)クリーンディーゼル車のエンジンオイル+フィルター交換とリセット手順についてご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

関連記事 マツダ・CX-3のバッテリー交換費用とリセット手順まとめ

CX-3(DK)ディーゼル車の純正エンジンオイルとエンジンオイル注入量

マツダクリーンディーゼル車はオイル交換手順が少し特殊です。

エンジン・オイル温を約60 ℃以上にして、5分以上放置することで、エンジン・オイルがオイル・パンに戻り、エンジン・オイルを十分に抜取ることが出来る。

オイル希釈 (粘度低下)、エンジン・オイル消費 (油量減) に対応するため、オイル・レベル・ゲージの「F」の位置までエンジン・オイルを注入する。

手順通りにエンジン・オイルを抜取り、エンジン・オイルを規定量 (参考値) 注入すると、エンジン・オイルはオイル・レベル・ゲージの「F」の位置になる。

引用:マツダサービスマニュアルより

オイル交換前に十分に暖気し5分以上放置してからオイル交換を行い、オイルは規定量注入しレベルゲージの「上限」に合わせます。

オイル交換後は必ずリセット作業が必要です。

注入量は下記のとおりです。

項目エンジンオイル量
オイル交換のみ4.7 L
オイル+フィルター交換5.1 L
全油量5.8 L

純正オイルはマツダディーゼルエクストラ スカイアクティブD 0W-30です。

CX-3(DK)ディーゼル車のオイルフィルターとオイルフィルターレンチ

オイルフィルター SH01-14-302A

オイルフィルターレンチ AVSA-075D(KTC)

オイルフィルターレンチは呼び径:75mm(15角)または76mm(15角)を使用します。

社外品のオイルフィルターが付いている場合はレンチが合わない可能性があります。

CX-3(DK)ディーゼル車のエンジンオイル+フィルター交換手順

エンジンオイルはエンジンを暖機 (油温約60 ℃以上) して5分以上放置した後に抜取ります。

デミオ オイル交換

①オイルフィラーキャップを外す

こうすることでオイルが排出しやすくなります。

デミオ オイル交換

②サービスホールカバーを外す

リフトアップしサービスホールカバーを外します。

サービスホールカバーは3本のスクリュと2本のプッシュリベットで固定されています。

③ドレンボルト(19mm)を緩めエンジンオイルを排出する

オイルが抜けたらドレンパッキンを交換しボルトを締め付けます。

締付トルクは30~41 N・mです。

ここからオイルフィルター交換手順です。

④サービスホールカバーを外す

プラスネジ1本で固定されています。

⑤オイルフィルタレンチを使用してオイルフィルターを取外す

内径75mmのオイルフィルターレンチを使用します。

⑥取付面清掃後、Oリングにオイルを塗布しオイルフィルターを取り付ける

たまに取付面にOリングが残っていることがあるので毎回清掃しましょう。

締付トルクは12~16 N・mです。

⑦エンジンオイルを注入する

リフトを下ろしエンジンオイル5.1リットル注入します。

オイルパンに戻るのが遅いので入れすぎていることが多いです。規定量入れましょう。

CX-5 オイル量

⑧オイル量の確認

オイルレベルが「上限」になっていることを確認します。

あとはオイル漏れの確認を行い問題が無ければサービスホールカバーを取り付け作業完了です。

オイル交換後のリセット手順

トリップ・メータ・スイッチ

エンジンオイルを交換した場合は必ずエンジンオイルデータリセットを行います

リセット手順
  1. エンジンスイッチをON (エンジン停止) にし、トリップメータスイッチで表示を切替えオドメータを表示する。
  2. エンジンスイッチをOFFにする。
  3. トリップメータスイッチを押したまま保持し、エンジンスイッチをON(エンジン停止)にする。
  4. トリップメータスイッチを約5秒間保持し続けて、マスタ警告灯が点滅し始めることを確認する。

レンチ表示灯(スパナマーク)の消去

レンチ表示灯

レンチ表示灯は設定したメンテナンス時期に近づくと点灯します。

レンチ表示灯の消去手順
  1. エンジン・スイッチをONにする。エンジン始動してもOK。
  2. センタ・ディスプレイから「Applications」→「メンテナンス」→「定期点検」を選択
  3. 「リセット」を選択する

CX-3(DK)ディーゼル車 のエンジンオイル+エレメント交換費用

項目数量単価金額区分
エンジンオイル5.11,5407,854部品
オイルフィルター1.01,3201,320部品
工賃1.000工賃
総額(消費税込)9,174円

費用はあくまでも目安です。

まとめ

  • オイルはエンジンを暖機 (油温約60 ℃以上) して5分以上放置した後に抜取る
  • スカイアクティブディーゼルエンジンはオイル量を「上限」に合わせる
  • オイル注入量はオイルのみで4.7リットル、オイル+フィルターで5.1リットル
  • リセットはメーターのスイッチを押しながらONにしてマスタ警告灯が点滅したらOK

今回はマツダ・CX-3(DK)クリーンディーゼル車のエンジンオイル+フィルター交換とリセット手順についてご紹介しました。

以上最後までお読みいただきありがとうございました。

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現役整備士ブロガー|整備士歴15年以上|元オートバックス社員|自動車の整備や工具に関する情報を発信しています。