こんにちは、すすてっくです。
この記事ではCX-30のバッテリー交換とリセット方法:基礎知識と作業手順について解説しています。
ぜひ参考にしてください。
- バッテリー適合情報
- おすすめのバッテリー
- バッテリーの交換手順
- バッテリー交換後のリセット手順
関連記事 マツダ・CX-5のバッテリー交換費用やリセット手順まとめ!
CX-30のバッテリー適合表
車両型式は車検証をご確認ください。
マツダCX-30の新車搭載バッテリーはガソリン車がQ-85、HV車が55D23LもしくはS-95、ディーゼル車がS-95です。
HV車の場合は2種類あるので現車確認が必要になります。
バッテリーのサイズの見方は以下を参考にしてください。
標準車(充電制御車)用
例)40B19Lの場合
記号の意味 | 変更 | |
---|---|---|
1 | 性能ランク(数字が大きい程性能が高い) | 〇 |
2 | バッテリーの短側面のサイズ | × |
3 | バッテリーの長さ(cm) | × |
4 | 端子の位置 | × |
アイドリングストップ車用
例)M-55Rの場合
記号の意味 | 変更 | |
---|---|---|
1 | 外形寸法の区分 | × |
2 | 性能ランク(数字が大きい程性能が高い) | 〇 |
3 | 端子位置(Lは記号なし) | × |
バッテリー外形寸法区分
標準車用 | ISS用 | 標準車用 | ISS用 |
---|---|---|---|
B17 | J | D26 | S |
B19 | K | D31 | T |
B20 | M | E41 | U |
B24 | N | F51 | V |
D20 | P | G51 | W |
D23 | Q | H52 | X |
CX-30におすすめのバッテリー
僕のおすすめはパナソニック・カオスとBOSCH・ハイテックシリーズ!
バッテリーは信頼できるメーカー製品を選びたいですね!
Q-85の場合
S-95の場合
55D23Lの場合
CX-30のバッテリー交換方法
CX-30のバッテリー交換は非常に簡単なので工具さえあればDIY可能です。
交換の際は時計やナビ、ECU等がリセットされるなどのトラブル防止のためメモリーバックアップの使用をおすすめします。
アイドリングストップ車の場合はリセット時にマイナス端子を切り離すためバックアップの必要はありません。
使用工具
メモリーバックアップの使用方法
愛用のカーメイトSA203の使用方法です。
このメモリーバックアップは簡単で失敗が非常に少ないのでおすすめです!
モバイルバッテリーを接続する
まずSA203にモバイルバッテリーを接続します。
接続すると赤いランプが1個明るく点灯します。
車両のOBDカプラーに接続する
次にSA203を車両のOBDカプラーに接続します。
OBDカプラーはほとんどの車種で運転席足元付近にあります。
赤いランプが2個点灯したら接続完了
OBDカプラーに接続し赤いランプが2個明るく点灯したら接続OKです。
この状態でバッテリーを交換します。
バッテリー交換方手順
ナット(10mm)を緩め、バッテリーマイナスターミナルを外します。
ナット(10mm)を緩め、バッテリープラスターミナルを外します。
CX-30のバッテリー交換後のリセット
バッテリー交換後は以下の項目のリセットが必要です。
アイドリングストップのリセットはバッテリー充放電積算量リセット→バッテリ状態初期設定(i-stop設定)の順に行います。
バッテリー充電積算量リセット
- すべてのドアを閉める。
- ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押しイグニッションONにする。
- 左足でブレーキペダルを踏みセレクトレバーをNレンジにする。
- ブレーキを踏込んだ状態で5秒間以上アクセルペダルを踏込む。
- 充電警告灯とマスタ警告灯(△!)が点滅することを確認する。(両方点灯する車種もあります)
- ブレーキを踏込んだ状態でアクセルペダル踏込み/開放を3回行う。
- マスタ警告灯(△!)が消灯することを確認する。(充電警告灯が点灯する車種もあります)
- セレクトレバーをPレンジにし、ブレーキペダルから足を放す。
- スタートボタンを押しイグニッションOFFにする。
- バッテリ (−) 端子を切離す。
- すべてのドアを閉める。
- ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押しイグニッションONにする。
- ディスプレイに警告メッセージが表示されている場合はINFOスイッチで画面消去する。
- 左足でブレーキペダルを踏みセレクトレバーをNレンジにする。
- ブレーキを踏込んだ状態で5秒間以上アクセルペダルを踏込む。
- ディスプレイ内の警告メッセージ(マスタ警告灯(△!))が点滅することを確認する。
- ブレーキを踏込んだ状態でアクセルペダル踏込み/開放を3回行う。
- ディスプレイ内の警告メッセージ(マスタ警告灯(△!))が消灯することを確認する。
- セレクトレバーをPレンジにし、ブレーキペダルから足を放す。
- スタートボタンを押しイグニッションOFFにする。
- バッテリ (−) 端子を切離す。
バッテリ状態初期設定(i-stop設定)
- バッテリ(−)端子を切離した状態で、5分間以上待つ。
- 電流センサのコネクタを切離す。
- バッテリ(−)端子を接続し、10秒以上待つ。
- 電流センサのコネクタを接続する。
- ブレーキを踏まずイグニッションON (エンジン停止)にし、15秒以上(1分以内)待つ。
- i-stop OFFスイッチを押し続け(約10秒)、i-stop表示灯(緑)が消灯またはi-stop警告灯(橙)が点滅状態になるのを確認する。
- エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にする。
- ボンネットを閉じエンジンを始動し、i-stop表示灯(緑)が消灯していることを確認する。
- 車速4 km/h以上で走行し、i-stop表示灯 (緑) が点灯することを確認する。停止した時に正常にアイドリングストップが働くか確認する。
- エンジンを始動する。
- ステアリングを左右に据え切りする。
- エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にする
- エンジン・スイッチをONにする。
- 運転席側フロントドアガラスを全開にする。
- スイッチを操作し運転席側フロントドアガラスを全閉にした状態で約2秒以上保持する。
- パワーリフトゲートを手動で閉める。
※パワーリフトゲートを半開または前回の状態でバッテリーを交換した場合のみ
- エンジン・スイッチをONにする。
- ガラスパネルが停止するまで、チルトアップスイッチを押続ける。
時計とオーディオの設定が初期化される場合があるのでバッテリー交換前に設定を確認しておく必要があります。
まとめ
- CX-30の新車搭載バッテリーは3種類あるので要注意
- ネット通販を利用することで数万円節約できる
- バッテリー交換自体は簡単ですがリセット作業がややこしいので要注意
この記事ではCX-30のバッテリー交換とリセット方法:基礎知識と作業手順について解説しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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