こんにちは、すすてっくです。
トヨタヴィッツ(KSP90)にお乗りのお客様から「エンジンチェックランプが点灯したのでみてほしい」と依頼がありました。
早速OBDテスターをつないで故障コードを確認すると「P2763 DSUソレノイド系統(High)」という故障コードが残っていました。
今回はトヨタヴィッツ(KSP90) のエンジンチェックランプ点灯診断についてご紹介します。
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車両情報
P2763 DSUソレノイド系統(High)のトラブルシュート
故障コードはP2763 DSUソレノイド系統(High)。消去はできません。
資料をもとに診断していきます。
診断手順 故障コードP2763 DSUソレノイド系統(High)を検出した場合の診断手順はこのようになっています。
- コンティニュアスリバリアブルトランスアクスルASSY(CVT)単体点検
- ワイヤハーネスおよびコネクター点検
- どちらも【良】ならエンジンコントロール コンピュータ交換
手順① コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY(CVT)単体点検
①トランスミッションワイヤのコネクターを外す
②テスターで、CVT側の5番端子~アース間の抵抗を測定する
基準値 11~15 Ω
測定結果 0.731MΩ
基準値が11~15Ωのところ0.731MΩありました。CVT内部で断線しているようです。
サービスマニュアルを見ると抵抗が基準値外の場合コンティニュアスリバリアブルトランスアクスルASSY交換つまりCVTを載せ替えてくださいという手順になっています。
まとめ
- エンジンチェックランプ点灯の原因は「P2763 DSUソレノイド系統(High)」
- 「P2763 DSUソレノイド系統(High)」が出たらCVTの交換が必要になる可能性が高い
- 走行に支障がない場合は車検まで乗って乗換するのが最善かと思われます
今回はトヨタヴィッツ(KSP90) のエンジンチェックランプ点灯診断についてご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
型式:DBA-KSP90
初年度登録:平成20年8月
走行距離:14万キロ