ポロ(6R)シフト入らず走行不能[セレクトレバーモジュール通信がない]【現役自動車整備士が解説】

ポロ U0103

こんにちは、すすてっくです。

今回はエンジンチェックランプが点灯しシフトが入らず走行不能になったフォルクスワーゲン・ポロ(6R)の故障診断についてご紹介します。

症状を確認するとエンジンは始動できますがシフト操作ができません。

シフトロックを解除してDレンジに入れても全く車が動かないといった状態でした。

車両情報

型式:ABA-6RCGG

年式:21年12月

ミッション:7速DSG

関連記事 VWポロ(6R)のバッテリー交換リセット手順や費用を徹底解説!

ポロ(6R)のシフトロック解除方法

ポロ シフトロック解除

まずポロ(6R)のシフトロック解除方法が少し特殊なのでご紹介。

ポロ(6R) のシフトロック解除ボタンはシフトパネルカバーの中にあります

シフトロック解除するにはシフトコラムカバーを外す必要があります。

赤丸の黄色い部品がシフトロック解除のボタンです。

シフトパネルカバーはマイナスドライバーなどでこじると簡単に外せます。

エンジンチェックランプ点灯の原因は?

U0103 P1734

テスターをつなぎDTCを確認すると以下のコードが残っていました。

  • U0103 セレクトレバーモジュール通信がない
  • P1734 SLMによる始動許可

「U0103」はセレクトレバーのコントロールユニットが他のコントロールユニットと通信ができていないことを意味します。

「P1734」も気になりますが同じTMコントロールのエラーということでおそらく原因は同じではないかと思われます。

ただし、どちらのコードに関しても資料が無く診断を進めるのが難しい状況です。

セレクトレバーコントロールユニットの値段

ポロ セレクトレバーモジュール

ポロ(6R)のセレクトレバーコントロールユニットは単体での供給は無くセレクトレバーモジュールASSYでの交換(イラスト20)になるそうです。

部品代は税込み269,500円で国内に在庫なしとのこと。めったに壊れない部品ということですね。

部品代が数千円程度なら「とりあえず交換してみます。」で良いかもしれませんが今回はそうはいきません。

コントロールユニットの異常なら基盤を見れば何かわかるかも!?と思い、外して点検することにしました。

セレクトレバーモジュール

ポロ(6R)のセレクトレバーモジュールを分解してみた

セレクトレバーモジュール
セレクトレバーモジュール 故障

分解するとセレクトレバーコントロールユニットの基盤の一部が焼けこげていました

セレクトレバーコントロールユニットの故障で間違いありませんね。

修理代を節約したいなら輸入車専門店がおすすめ

ディーラーの修理代は高い!と悩まれている方も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが輸入車修理専門店「buv.LABO」です。

buv.LABOの特徴
  • 全国に200店舗以上加盟店があるので全都道府県対応可能
  • 専用テスター完備で全ての輸入車メーカーに対応可能
  • ディーラーレベルの品質で20~30%のコストダウンを実現
すすてっく

無料で見積もり、相談できるのでお気軽にお問い合わせください。

CHECK! 無料見積もりはこちらから

全国200社の工場が対応【輸入車修理専門店/buv.LABO】即日入庫可能【見積もり・電話相談無料】

まとめ

  • DTC 「U0103」はセレクトレバーのコントロールユニットが他のコントロールユニットと通信ができていないことを意味する。
  • ポロ(6R)のセレクトレバーコントロールユニットはモジュールASSYで税込み269,500円。

今回はエンジンチェックランプが点灯しシフトが入らず走行不能になったフォルクスワーゲン・ポロ(6R)の故障診断についてご紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ABOUT US
すすてっく2級自動車整備士 自動車検査員
現役整備士ブロガーです。自動車の整備や工具に関する情報を発信しています。