こんにちは、すすてっくです。
今回は急にエンジンが始動できなくなったというMH23SワゴンRのトラブル事例をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
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症状
すぐに確認できた症状はこんな感じです。
- セルは回るがエンジンがかからない
- イモビライザ警告灯が点滅している
イモビライザ警告灯が点滅しているということはキーを認識できていないという可能性が高いですね。
ステアリングロックのサービスキャンペーンが出ている
プッシュスタート仕様車に搭載される電動ステアリングロックの製造工程が不適切なため、電動ステアリングロック内部に塗布しているグリスの油分がモータ内に浸入することがあります。
モータ内の摩耗粉が油分と混ざって堆積し、モータが内部短絡します。
そのため、モータのトルクが低下し、ステアリングロックが解除されず、警告灯が点灯すると共に、フェイルセーフ機能が働いてエンジン始動不良になるおそれがあります。
引用:スズキリコール等情報
不具合の内容はこんな感じです。
ステアリングロックユニットが故障すると今回の症状と同じようにセルはまわるけどエンジンは始動しません。
同じ症状で悩まれている方はサービスキャンペーン情報をご確認ください。
CHECK! ワゴンR、パレット、アルト ラパン、ソリオ、MRワゴン、アルトのサービスキャンペーンについて
調べた結果今回の車両は対象外でした。
MH23SワゴンRのエンジンがかからない原因
原因はこれ。イモビライザ搭載車なのにスペアキーでエンジンを始動しようとしていたんですね。
キーレスキーは…バラバラになって足元に転がっていました。
試しにトランスポンダを近づけた状態でキーを回すと正常にエンジン始動することができました。
このようにキーのプラスチック部分が割れてきたらネットでブランクキーを買って、鍵屋さんでキーカットをしてもらい中身だけ自分で入れ替える方法がおすすめです。
イモビ付きのスペアキーを作成するのに比べて大幅に節約することができます。
スズキ車のイモビライザ搭載車の見極め方
スズキ車のイモビライザの有無はエンジンの始動方式で3種類に分けられます。
- プッシュスタート式…100%がイモビライザ
- ツイストノブ式…80%がイモビライザ
- キーシリンダー式…50%がイモビライザ
MH23SワゴンRは2008年9月以降、全車イモビライザー標準搭載だそうです。
まとめ
- スズキ車のキーレスキーでも50%はイモビライザ搭載車がある
- キーのプラスチック部分が割れてきたらブランクキーに交換がおすすめ
今回は急にエンジンが始動できなくなったというMH23SワゴンRのトラブル事例をご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
型式:DBA-MH23S
初年度:24年4月
走行距離:5万キロ