【ロードスター(ND)のバッテリー交換まとめ!】費用やおすすめ、交換方法やリセット手順

こんにちは、すすてっくです!

今回はマツダ・ロードスター(ND)のバッテリー交換費用やリセット手順についてご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

この記事の内容
  • バッテリー適合情報
  • おすすめのバッテリー
  • バッテリーの交換手順
  • バッテリー交換後のリセット手順

関連記事 【マツダ】i-stopシステム異常とバッテリマネジメントシステム異常の原因と対処法

ロードスター(ND)のバッテリー適合表

車両型式備考新車搭載
DBA-ND5RC
5BA-ND5RC
ISSN-55(S)
DBA-ND5RC
5BA-ND5RC
標準車46B24L
DBA-NDERC
5BA-NDERC
ISSN-55(S)
ISS=アイドリングストップ車

車両型式は車検証をご確認ください。

マツダ・ロードスター(ND)の新車搭載バッテリーは標準車が46B24Lで、アイドリングストップ車の場合はロードスター専用N-55(S)です。

N-55(S)はN-55よりも端子が大きくなっており互換性がなく、価格も高いです。

そのためN-55と変換ターミナルのセットでの購入がおすすめです。

標準車(充電制御車)用

例)40B19Lの場合

  記号の意味 変更
性能ランク(数字が大きい程性能が高い)
バッテリーの短側面のサイズ ×
バッテリーの長さ(cm) ×
端子の位置 ×

アイドリングストップ車用

例)M-55Rの場合

  記号の意味 変更
外形寸法の区分 ×
 性能ランク(数字が大きい程性能が高い)
端子位置(Lは記号なし) ×

国内車用EN規格

例)370 LN2の場合

  記号の意味 変更
性能ランク(数字が大きい程性能が高い)
サイズ ×

EN規格バッテリーサイズ一覧表

サイズ 長さ 高さ
LN0 175 175 190
LN1 207 175 190
LN2 242 175 190
LN3 278 175 190
LN4 315 175 190
LN5 353 175 190
LN6 394 175 190

ロードスター(ND)のバッテリー交換費用の目安

N-55(S)の場合

実店舗ネット
バッテリー¥27,000~¥10,000~
変換アダプター不要¥1,000~
合計費用¥27,000~¥11,000~
ネット価格は通常のN-55と変換アダプターの組み合わせ

費用はあくまでも目安です。

全く同じバッテリーでもネット通販なら実店舗の半額以下で購入できる場合があります

実店舗でいきなり交換せずに見積もりとネット価格を見比べてからの交換をおすすめします。

バッテリーの保証期間と交換時期の目安

保証期間交換時期の目安
標準車3年3~4年
アイドリング
ストップ車
2年2~3年
ハイブリッド車3年3~4年

近年のバッテリーは突然上がることがあるので通常使用の場合、保証期間+1年以内の交換をおすすめします。

もしすでにバッテリーが上がって困っているという方は24時間365日営業【カーバッテリー110番】 をご利用ください。

ロードスター(ND)におすすめのバッテリー

すすてっく

僕のおすすめはパナソニック・カオスとBOSCH・ハイテックシリーズ!バッテリーは信頼できるメーカーの物を選びたいですね!

46B24Lの場合

N-55の場合

バッテリーターミナル変換アダプター

ロードスター(ND)のバッテリー交換方法

ロードスター(ND)のバッテリーはエンジンルームに搭載されています。交換はそれほど難しくないので工具さえあればDIY可能です。

アイドリングストップ車の場合はリセット時にマイナス端子を切り離すためバックアップの必要はありません。

使用工具

メモリーバックアップの使用方法

すすてっく

愛用のカーメイトSA203の使用方法です。

このメモリーバックアップは簡単で失敗が非常に少ないのでおすすめです!

STEP

モバイルバッテリーを接続する

まずSA203にモバイルバッテリーを接続します。

接続すると赤いランプが1個明るく点灯します。

STEP

車両のOBDカプラーに接続する

次にSA203を車両のOBDカプラーに接続します。

OBDカプラーはほとんどの車種で運転席足元付近にあります。

STEP

赤いランプが2個点灯したら接続完了

OBDカプラーに接続し赤いランプが2個明るく点灯したら接続OKです。

この状態でバッテリーを交換します。

交換手順

ドアガラス破損の恐れがあるためマイナス端子を切り離した状態でドアを開閉しないようにしてください。

STEP

ナット(10mm)を緩めバッテリーマイナスターミナルを外します。

使用工具
STEP

ナット(10mm)を緩め、バッテリープラスターミナルを外します。

使用工具
STEP

ステー両端のナット(10mm)を緩めバッテリーステーを外します。

あとはバッテリーを交換し逆の手順で組付けます。

ロードスター(ND)のバッテリー交換後のリセット

バッテリー交換後は以下の項目のリセット作業が必要になります。

アイドリングストップのリセット

アイドリングストップのリセットはバッテリー充放電積算量リセットバッテリ状態初期設定(i-stop設定)の順に行います。

バッテリー充電積算量リセット

  1. すべてのドアを閉める。
  2. ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押しイグニッションONにする。
  3. 左足でブレーキペダルを踏みセレクトレバーをNレンジにする。
  4. ブレーキを踏込んだ状態で5秒間以上アクセルペダルを踏込む。
  5. 充電警告灯とマスタ警告灯(△!)が点滅することを確認する。(両方点灯する車種もあります)
  6. ブレーキを踏込んだ状態でアクセルペダル踏込み/開放を3回行う。
  7. マスタ警告灯(△!)が消灯することを確認する。(充電警告灯が点灯する車種もあります)
  8. セレクトレバーをPレンジにし、ブレーキペダルから足を放す。
  9. スタートボタンを押しイグニッションOFFにする。
  10. バッテリ (−) 端子を切離す。
  1. すべてのドアを閉める。
  2. ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押しイグニッションONにする。
  3. ディスプレイに警告メッセージが表示されている場合はINFOスイッチで画面消去する。
  4. 左足でブレーキペダルを踏みセレクトレバーをNレンジにする。
  5. ブレーキを踏込んだ状態で5秒間以上アクセルペダルを踏込む。
  6. ディスプレイ内の警告メッセージ(マスタ警告灯(△!))が点滅することを確認する。
  7. ブレーキを踏込んだ状態でアクセルペダル踏込み/開放を3回行う。
  8. ディスプレイ内の警告メッセージ(マスタ警告灯(△!))が消灯することを確認する。
  9. セレクトレバーをPレンジにし、ブレーキペダルから足を放す。
  10. スタートボタンを押しイグニッションOFFにする。
  11. バッテリ (−) 端子を切離す。

バッテリ状態初期設定(i-stop設定)

  1. バッテリ(−)端子を切離した状態で、5分間以上待つ。
  2. 電流センサのコネクタを切離す。
  3. バッテリ(−)端子を接続し、10秒以上待つ。
  4. 電流センサのコネクタを接続する。
  5. ブレーキを踏まずイグニッションON (エンジン停止)にし、15秒以上(1分以内)待つ。
  6. i-stop OFFスイッチを押し続け(約10秒)、i-stop表示灯(緑)が消灯またはi-stop警告灯(橙)が点滅状態になるのを確認する。
  7. エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にする。
  8. ボンネットを閉じエンジンを始動し、i-stop表示灯(緑)が消灯していることを確認する。
  9. 車速4 km/h以上で走行し、i-stop表示灯 (緑) が点灯することを確認する。停止した時に正常にアイドリングストップが働くか確認する。
時計とオーディオ

時計とオーディオの設定がリセットされるので再設定します。

まとめ

  • ロードスター(ND)の新車搭載バッテリーは標準車が46B24LでISS車がN-55(S)
  • N-55(S)はロードスター(ND)専用でネットではあまり販売されていない
  • ネット通販を利用することで数千~数万円節約できる
  • バッテリーの交換は簡単なのでDIY可能

今回はマツダ・ロードスター(ND)のバッテリー交換費用やリセット手順についてご紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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現役整備士ブロガー|整備士歴15年以上|元オートバックス社員|自動車の整備や工具に関する情報を発信しています。