ダイハツ車のオイルコントロールバルブ(VVT)故障原因と点検方法【現役整備士が解説】

ミラジーノ エンジン

こんにちは、すすてっくです。

今回はダイハツミラジーノL700Sのエンジンチェックランプ点灯診断レポートをしていきます。

「何か調子が悪い気がするので診てほしい。」ということで試運転すると走行中チェックランプが点灯しましたよ。  

DTCは【P1346 VVT制御系統(バルブタイミング…)】と【P1349 VVT制御(進角、遅角フェイル…)】の2つです。

すすてっく

定番故障ですね。

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診断

ダイハツ P1346 P1349
画像出典:ダイハツサービスマニュアル
ダイハツ P1346
画像出典:ダイハツサービスマニュアル

 

FAINESの資料をもとに診断していきます。診断機ではP1346とP1349と出るのですがコードNoだとおそらくNo.73とNo.75になると思われます。

資料2枚目にあるようにコード75が出ているのでオイルコントロールバルブを外しオイル通路の点検からしていきます。

 

オイルコントロールバルブ取り外し

オイルコントロールバルブ

赤丸の部品がオイルコントロールバルブ。ボルト1本で固定されています。

 

オイルコントロールバルブ点検

オイルコントロールバルブ
上:良品 下:不良品

 

点検するとプランジャーに明らかに引っ掛かりがあり、スムーズに動かなくなっていました。良品に交換し作業完了。

修理費用の目安

部品代工賃合計
3300円4400円7700円
税込み

部品は廃車から取ったのでサービス価格です。

まとめ

今回はダイハツミラジーノL700Sのエンジンチェックランプ点灯診断レポートでした。

オイルコントロールバルブに異常がない場合は、VVT本体が故障していることが多いようです。高額修理にならなかったのは不幸中の幸いですね。

以上最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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すすてっく2級自動車整備士 自動車検査員
現役整備士ブロガー|整備士歴15年以上|元オートバックス社員|自動車の整備や工具に関する情報を発信しています。