【まとめ】マツダCX-8(ディーゼル)のオイル交換とリセット手順【現役整備士が解説】

こんにちは、すすてっくです。

今回はマツダCX-8(KG)クリーンディーゼル車のエンジンオイル+フィルター交換とリセット手順についてご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

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マツダCX-8(KG)の純正エンジンオイルとエンジンオイル注入量

マツダクリーンディーゼル車はオイル交換手順が少し特殊です。

エンジン・オイル温を約60 ℃以上にして、5分以上放置することで、エンジン・オイルがオイル・パンに戻り、エンジン・オイルを十分に抜取ることが出来る。

オイル希釈 (粘度低下)、エンジン・オイル消費 (油量減) に対応するため、オイル・レベル・ゲージの「F」の位置までエンジン・オイルを注入する。

手順通りにエンジン・オイルを抜取り、エンジン・オイルを規定量 (参考値) 注入すると、エンジン・オイルはオイル・レベル・ゲージの「F」の位置になる。

引用:マツダサービスマニュアルより

オイル交換前に十分に暖気し5分以上放置してからオイル交換を行い、オイルは規定量注入しレベルゲージの「上限」に合わせます。

オイル交換後は必ずリセット作業が必要です。

注入量は下記のとおりです。

項目エンジンオイル量
オイル交換のみ4.8 L
オイル+フィルター交換5.1 L
全油量6.0 L

純正オイルはマツダディーゼルエクストラ スカイアクティブD 0W-30です。

マツダCX-8(KG)のオイルフィルターとオイルフィルターレンチ

オイルフィルター SH01-14-302A

オイルフィルターレンチ AVSA-075D

オイルフィルターレンチは呼び径:75mm(15角)または76mm(15角)を使用します。

社外品のオイルフィルターが付いている場合はレンチが合わない可能性があります。

マツダCX-8(KG)のエンジンオイル+フィルター交換手順

エンジンオイルはエンジンを暖機 (油温約60 ℃以上) して5分以上放置した後に抜取ります。

①オイルフィラーキャップを外す

こうすることでオイルが排出しやすくなります。

②サービスホールカバーを外す

リフトアップしサービスホールカバーを外します。

プラスネジ2本とプッシュリベット2個で固定されています。

③オイルパンのサービスホールカバーを外す

黄色いツマミを回すと外れます。

CX-5 オイル交換

④ドレンボルト(19mm)を緩めエンジンオイルを排出する

オイルが抜けたらドレンパッキンを交換しボルトを締め付けます。

締付トルクは30~41 N・mです。

ここからオイルフィルター交換手順です。

⑤サービスホールカバーを外す

プラスネジ1本で固定されています。

⑥オイルフィルタレンチを使用してオイルフィルターを取外す

内径75mmのオイルフィルターレンチを使用します。

⑦取付面清掃後、Oリングにオイルを塗布しオイルフィルターを取り付ける

たまに取付面にOリングが残っていることがあるので毎回清掃しましょう。

締付トルクは12~16 N・mです。

⑧エンジンオイルを注入する

リフトを下ろしエンジンオイル5.1リットル注入します。

オイルパンに戻るのが遅いので入れすぎていることが多いです。規定量入れましょう。

CX-5 オイル量

⑨オイル量の確認

オイルレベルが「上限」になっていることを確認します。

あとはオイル漏れの確認を行い問題が無ければサービスホールカバーを取り付け作業完了です。

オイル交換後のリセット手順

CX-5 オイル リセット
指で押しているボタンがパネルライトコントロールスイッチ

エンジンオイルを交換した場合は必ずエンジンオイルデータリセットを行います

リセット手順
  1. エンジンスイッチをOFFにする。
  2. パネルライトコントロールスイッチを押したまま保持し、エンジンスイッチをON(エンジン停止)にする。
  3. パネルライトコントロールスイッチを約5秒間保持し続けて、マスタ警告灯が点滅し始めることを確認する。

レンチ表示灯(スパナマーク)の消去

レンチ表示灯

レンチ表示灯は設定したメンテナンス時期に近づくと点灯します。

レンチ表示灯の消去手順
  1. エンジン・スイッチをONにする。エンジン始動してもOK。
  2. センタ・ディスプレイから「Applications」→「メンテナンス」→「定期点検」を選択
  3. 「リセット」を選択する

マツダCX-8(KG)のエンジンオイル+エレメント交換費用

項目数量単価金額区分
エンジンオイル5.11,5407,854部品
オイルフィルター1.01,3201,320部品
工賃1.000工賃
総額(消費税込)9,174円

費用はあくまでも目安です。

まとめ

  • オイルはエンジンを暖機 (油温約60 ℃以上) して5分以上放置した後に抜取る
  • スカイアクティブディーゼルエンジンはオイル量を「上限」に合わせる
  • オイル注入量はオイルのみで4.8リットル、オイル+フィルターで5.1リットル
  • リセットはメーターのスイッチを押しながらONにしてマスタ警告灯が点滅したらOK

今回はマツダCX-8(KG)クリーンディーゼルのエンジンオイル+フィルター交換とリセット手順についてご紹介しました。

以上最後までお読みいただきありがとうございました。

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