こんにちは、すすてっくです!
今回はダイハツLA650タントのリヤO2センサの診断方法をご紹介します。
フロントほどではないですが、リヤO2センサも結構故障多いですよね。調べるとKFエンジン搭載車のリヤO2センサ関連DTCは信号系統とヒータの2種類でした。
LA650タントに限らずKFエンジン搭載車は同じ方法で診断できると思うのでぜひ参考にしてください!
関連記事 ダイハツ車のフロントO2センサヒータ信号系統の点検方法をご紹介!
ダイハツ車(KF)のリヤO2センサ
ダイハツ車(KF)のリヤO2センサは4極タイプでデンソー製と思われます。
端子 | 配線の色 | 役割 |
---|---|---|
1 | 黒 | ヒータ回路アース線 |
2 | 黒 | ヒータ回路電源 |
3 | 白 | 信号線 |
4 | 青 | アース線 |
リヤO2センサ単体点検
まずリヤO2センサの単体点検方法をご紹介。コネクタを切り離した状態で点検します。
手順
- 次の端子間の抵抗値を測定する
1~2間 基準値 5.0~7.0Ω(19~21℃)
- 次の端子間の導通がないことを確認する
フロントO2センサ本体~各端子
3~1,2間
4~1,2間
P0136/22(リヤO2センサ信号系統)
ダイアグノーシストラブルコードP0136/22(リヤO2センサ信号系統)が出た場合の点検方法です。
判定基準
リヤO2センサ出力リッチ状態が一定時間以上継続
リヤO2センサ出力リーン状態が一定時間以上継続
症状確認と原因推定
- エンジンを始動した状態で、OBDテスターをつなぎ【EFI]】→【データモニタ】を選択
- 次の点検条件でRrO2センサ出力電圧の値を読み取る
手順
- エンジンを始動し、リヤO2センサを活性状態にする
- 活性状態かつアイドリング状態でリヤO2センサのコネクタを切り離す
- センサ側の信号線端子③とアース線端子④間の電圧を以下の条件で測定する
【条件】素早いレーシングを数回続ける 【基準】1V付近になっていく
- OBDテスターを車両に接続する
- [EFI]→[アクティブテスト]を選択
- [フューエルポンプ]を選択し、フューエルポンプモーターを停止させる
- センサ側の信号線端子③とアース線端子④間の電圧を測定する
【基準値】約0Vになっていき、その後エンジンが停止する
リヤO2センサが正常な場合はハーネス、コネクタ、ECUの不良が考えられます。
P0141/24(リヤO2センサヒータ)
ダイアグノーシストラブルコードP0141/24(リヤO2センサヒータ)が出た場合の点検方法です。
判定基準
リヤO2センサヒータ制御電流が極端に低いまたは高い
手順
- リヤO2センサヒータ側コネクタ端子間①~②の抵抗を測定する
【基準値】5.0~7.0Ω(19~21℃)
国産車の場合、4本あるうちの同色の配線がヒーター回路。フロントO2センサと点検方法は同じです。リヤO2センサが正常な場合はハーネス、コネクタ、ECUの不良が考えられます。
まとめ
今回は、ダイハツLA650タントのリヤO2センサの診断方法をご紹介しました。
KFエンジンのリヤO2センサ関連DTCは信号系統とヒータの2種類。点検方法を簡単にまとめると、
- 信号系統の場合は、データモニタで電圧の値を確認しリヤO2センサの点検
- ヒータの場合は、ヒータコネクタ端子間①~②の抵抗値を測定
LA650タントに限らずKFエンジン搭載車は同じ方法で診断できると思います。以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
点検方法はフロントO2センサと同じですが、抵抗値が微妙に違います。