シトロエンC4の可変容量型A/Cコンプレッサー交換レポート【現役自動車整備士が解説】

こんにちは、すすてっくです。

シトロエンC4にお乗りのお客様から「エアコンをONにすると異音がする!」と修理依頼がありました。

確認するとA/Cコンプレッサー本体から異音がしているようでした。

そこで今回はシトロエンC4の可変容量型A/Cコンプレッサー交換についてご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

車両情報

型式:ABA-B7C5F06S

初年度:27年1月

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異音の原因は可変容量型A/Cコンプレッサー

症状を確認するとアイドリング中エアコンONの時だけエンジンルームから「カタカタカタカタ」と金属音がします。

異音がしているときにA/CスイッチをOFFにすると連動して異音も治まるのでA/Cコンプレッサー本体が非常に怪しいですね。

サウンドスコープを使用し確認すると間違いなくA/Cコンプレッサー本体からの異音だということがわかりました。

というわけで早速交換していきます。

シトロエンC4の可変容量型A/Cコンプレッサー脱着手順

シトロエンC4の可変容量型A/Cコンプレッサー脱着手順をご紹介します。

まずはクーラーガスを抜きます。

次にドライブベルトを外します。

専用工具を使用しテンショナーの6角部分を回し、矢印部分のロックピンを差し込みテンショナーを固定します。

専用工具が無ければ30mmのソケットやモンキーレンチ等を使用します。

次に下から。

〇部分のつまみを引っ張るとフリクションホイールが少し浮くのでその間にベルトを外します。

ここからコンプレッサー本体の脱着です。

ボルト(10mm)を緩め高圧ホースと低圧ホースを外し、ゴミが入らないように養生しておきます。

A/Cコンプレッサーを固定している3本のボルト(13mm)を緩めれば本体を取り外すことができます。

これで取り外し完了です。

故障した可変容量型A/Cコンプレッサーを分解してみた

異音の原因を確認するために外した可変容量型A/Cコンプレッサーを分解してみました。

可変容量コンプレッサー

分解するには専用工具が必要な感じですが、無いので破壊しました。

ちなみにコンプレッサーがロックした場合、3本の歯車のような部分が破断しエンストしないようになっています。

Cリングを外すとプーリー部分が外れます。

8㎜のボルト6本を緩めます。

ボルトを全緩めるとA/Cコンプレッサー本体をばらすことができます。

これはシリンダーのヘッド部分を上から見たところですが3か所穴が開いてますね。

どうやらここから圧縮が抜けて異音がしていたようです。

シリンダーにも薄っすらと傷がついています。

ピストンにも傷が。

シトロエンC4の可変容量型A/Cコンプレッサー交換費用

項目数量単価金額区分
A/Cコンプレッサー1.088,00088,000部品
クーラーガス2.01,1002,200部品
ドライブベルト1.05,7005,700部品
工賃1.022,00022,000工賃
総額(消費税込)117,900

費用はあくまでも目安です。

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まとめ

  • シトロエンC4(B75)のA/Cコンプレッサーは可変容量型
  • 異音の原因は可変容量型A/Cコンプレッサー
  • 修理費用は約12万円

今回はシトロエンC4の可変容量型A/Cコンプレッサー交換についてご紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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すすてっく2級自動車整備士 自動車検査員
現役整備士ブロガー|整備士歴15年以上|元オートバックス社員|自動車の整備や工具に関する情報を発信しています。