こんにちは、すすてっくです!
先日エンジン始動不能でレッカー入庫したW211ベンツ(E350)のお客様より修理依頼を頂きました。
エンジンがかからない原因はこの車では定番の燃料ポンプの故障です。お客様の要望は下記の2点。
- 次回車検で乗り換えるので安くしてほしい
- とりあえず車が動くようにしてほしい
ということなので、できるだけ安く抑えるようにしました。
この記事ではW211ベンツ(E350)の燃料ポンプ交換について解説しています。
この記事でわかること
- W211ベンツの燃料ポンプ交換方法
- W211ベンツの燃料ポンプ交換費用
- 今回使用した工具
型式:DBA-211056C
年式:17年12月
走行距離:9万キロ
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もくじ
W211ベンツ(E350)の燃料ポンプ
W211ベンツの燃料ポンプ(211-470-4194)はイラストの40です。運転席側(右H)後部座席の下にあります。
基本的に燃料ポンプを交換する場合、
- 燃料レベルセンサー(イラスト510)
- パッキン(イラスト70)
- フタ(イラスト80)
の同時交換が必要です。しかし、今回はできるだけ安くということなので燃料ポンプとパッキン、フタのみ交換します。
これが今回故障した燃料ポンプと同じものです。
こちらがフューエルレベルセンサー、フューエルフィルターユニットです。基本的には同時交換が必要です。
W211ベンツ(E350)の燃料ポンプ交換手順
W211ベンツの燃料ポンプ交換手順をご紹介します。
今回は燃料フィルターは交換せずポンプだけ交換するので後部座席の運転席側(右H)から作業します。
①リヤシートを取り外す
まず最初にリヤシートを取り外します。
外し方は簡単で、シート前側の部分を上に持ち上げるだけです。
固くて外れない場合は長めの棒を使い、てこの原理で持ち上げます。
②黒いマットをめくる
シートを外すと、黒いマットがあるのでめくります。
燃料ポンプの抵抗を測ったところ、導通がなく完全に断線しているようでした。フィルターも真っ黒です。
ちなみに新品の燃料ポンプの抵抗は0.2Ωでした。
燃料ポンプ交換後、無事エンジン始動することができました。
テスターはカイセKU-2600を愛用しています。シンプルでとても使いやすく値段も安いのでお勧めです。
W211ベンツ(E350)の燃料ポンプ交換に使用した工具2点
W211の燃料ポンプ交換に使用する工具は燃料タンクキャップレンチと8mmのレンチの2点のみ。
①燃料タンクキャップレンチ
これが無いと燃料ポンプのキャップを外すのに相当苦労すると思います。
ネットだと2,000円位で買えるので持っておいて損することは無いと思います。
②8mmのレンチ
シート下のカバーを固定している8mmのボルトを外すのに使用します。
メガネレンチでもソケットレンチでも構いませんが、今回はT型レンチを使用しました。
W211ベンツの燃料ポンプ交換費用
今回の修理にかかった費用です。
燃料ポンプ | パッキン | フタ | 工賃 | 合計 |
---|---|---|---|---|
15,700円 | 3,773円 | 583円 | 7,700円 | 27,756円 |
費用はあくまでも目安です。
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- W211ベンツ(E350)の燃料ポンプは定番故障。
- 燃料レベルセンサーも同時交換になり高額修理になる。
- ネットだと安く部品を入手できる。
- 燃料タンクキャップレンチと8mmのレンチの2点があれば交換できる。
今回はW211ベンツ(E350)の燃料ポンプ交換について解説しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。