こんにちは、すすてっくです!
今回はVWパサートヴァリアント(3C)のリヤブレーキパッド交換レポートです。
VWパサートヴァリアント(3C)は電動パーキングブレーキを搭載しているのでOBDテスターを使用しキャリパーピストンのロックを解除する必要があります。
ぜひ参考にしてください。
関連記事 VWパサートのオイル交換後のサービスインターバルリセット手順をご紹介!
リヤブレーキパッド交換手順
それではVWパサートヴァリアント(3C)のリヤブレーキパッド交換手順をご紹介します。
リフトアップし、リヤタイヤを左右外した状態からスタートです。
フルードを少し抜いておく
まず最初にタンクのフルードを少し抜いておきます。キャリパーピストンが戻ったときにフルードがあふれるのを防止するためです。
自動車整備用の注射器のような工具を使用しています。
リヤブレーキキャリパー取り外し
ばねを外す
まずはキャリパーのばねをマイナスドライバーなどで外します。外した時に飛んでいくことがあるので要注意。
スライドピンのキャップを外す
スライドピンのキャップを上下2か所外します。
スライドピンを外す
スライドピン上下2か所を7mmのヘキサゴンレンチもしくはT45のトルクスレンチを使用し外します。
上側はホースが干渉するのでL型レンチを使用しました。
キャリパーを外す
スライドピンを2か所外すとキャリパーを外すことができますが、ケーブルが短く負担がかかるので先に固定しているクリップを外しておきます。
キャリパーが外れました。
リヤブレーキパッド交換
次に、ブレーキパッドを交換します。ブレーキパッドグリスを塗り、内側にばね付きのパッド、外側にばね無しのパッドを取り付けます。
ちなみにリヤブレーキパッドセンサーはついておりませんでした。
今回は、ブレーキパッドのみの交換です。
キャリパーピストンを戻す
次にキャリパーピストンを戻すのですが、電動パーキングブレーキ搭載車の場合はOBDテスターを使用してキャリパーピストンを固定しているロックを解除する必要があります。
ロックを解除しないとキャリパーを戻すことができません。OBDテスターはボッシュKTSを使用しています。
OBDテスターを診断ソケットにつなぐ
まずOBDテスターをつなぎます。ドイツ車の診断ソケットはだいたい運転席足元付近についています。
テスターをつないだら、イグニッションON、エンジン停止、パーキングブレーキ解除の状態にします。
バッテリー上がり防止のためにバッテリーチャージャーをつないでおきます。
ブレーキパッド交換、ステップ1
パーキングブレーキのロックを解除しキャリパーピストンを戻せる状態にします。
操作画面で、
- 診断
- メンテナンス業務
- ブレーキパッド交換、ステップ1
と選択します。
上の画面で「開始」を押すとリヤブレーキキャリパーより「ウィーン」と作動音が聞こえます。
作動音が止まり、この画面になったらロックが解除された状態になっているのでキャリパーピストンを戻します。
ブレーキピストンツールがあると傷をつけず簡単にピストンを戻すことができます。
ピストンを戻したらキャリパーを元通りに組み付けます。
ブレーキパッド交換、ステップ2
次にブレーキパッド交換、ステップ2を選択します。
開始するとリヤブレーキキャリパーより「ウィーン」と作動音が聞こえキャリパーピストンが自動で出てきます。
作動音が止まりこの画面の状態になったら、エラーチェックと作動確認して完了です。
VWパサートのリヤブレーキパッド交換費用は?
部品代 | 工賃 | 合計 |
---|---|---|
20,790円 | 9,900円 | 30,690円 |
費用はあくまでも目安です。
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- キャリパーを外すには7mmのヘキサゴンレンチかT45のトルクスレンチを使用する。
- OBDテスターでキャリパーピストンのロックを解除する必要がある。
- 交換費用は約3万円。ネットだと半分以下の金額で購入できる。
今回はVWパサートヴァリアント(3C)のリヤブレーキパッド交換についてご説明しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。