こんにちは、すすてっくです!
先日マツダ車にお乗りの方から「アイドリングストップが調子悪いので点検してほしい。」と修理依頼がありました。
そこで今回はi-stopシステム異常とバッテリマネジメントシステム異常の原因と対処法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
もくじ
i-stopシステム異常とバッテリマネジメントシステム異常の原因
原因を調べるためにまずOBDテスターを使用しDTCを読み取ります。
P0A8D:00 電源システム系統:低入力
エラーコードP0A8D:00 電源システム系統:低入力を検出。
[P0A8D:00]の検出条件と考えられる故障箇所
- i-stopからのエンジン再始動時に、バッテリ電圧が 7.25 V以下
- i-stopからのエンジン再始動時にDC-DCコンバータの端子電圧が 6 V以下
- エンジン始動時に、PCM端子電圧が 6.2 V以下
- バッテリ内部抵抗値が所定値以上の場合
- エンジン・スイッチOFF時のバッテリ電圧が 11 V以下の場合
- バッテリ
- 電流センサ
- PCM
- DC-DCコンバータ
- 配線、端子など
原因はバッテリーの劣化
i-stopシステム異常とバッテリマネジメントシステム異常が出た場合はほぼバッテリーの劣化が原因です。
見ると純正バッテリーがついており1度も交換されていない感じです。6年以上使用していることになります。
バッテリーテスト結果はやはり「要交換」でした。
アイドリングストップ車のバッテリーは3年ごとの交換がおすすめです。
i-stopシステム異常とバッテリマネジメントシステム異常の消し方
OBDテスターを使用しエラーコード[P0A8D:00] を消去します。
エラーコード[P0A8D:00] の消去に成功すればウォーニングも消えます。
ただし原因を取り除かないといずれ再点灯するのでバッテリーの交換は必要です。
マツダ車のバッテリー交換はリセット作業が大変
マツダ車の場合バッテリーの交換自体は簡単ですが、アイドリングストップリセット作業が結構大変です。
当サイトでは車種ごとにリセット手順をまとめているのでよろしければ参考にしてください。
ちなみに今回はVARTA社のS-100に交換させていただきました。
交換後アイドリングストップリセットを行い正常にアイドリングストップすれば完了です。
関連記事 【まとめ】マツダアイドリングストップ車のバッテリー交換リセット手順
まとめ
- i-stopシステム異常とバッテリマネジメントシステム異常の原因はほぼバッテリーの劣化
- エラーコードは「P0A8D:00 電源システム系統:低入力」
- エラーコードを消去するとウォーニングも消える
- バッテリーを交換しアイドリングストップのリセットが必要
今回はi-stopシステム異常とバッテリマネジメントシステム異常の原因と対処法をご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。