マツダ3(mazda3)のバッテリー交換費用やリセット手順まとめ【現役整備士が解説】

こんにちは、すすてっくです。

今回はマツダ3(mazda3)のバッテリー交換費用やリセット手順についてご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

この記事の内容
  • バッテリー適合情報
  • おすすめのバッテリー
  • バッテリーの交換手順
  • バッテリー交換後のリセット手順

関連記事 【マツダ】i-stopシステム異常とバッテリマネジメントシステム異常の原因と対処法

マツダ3のバッテリー適合表

車両型式新車搭載
5BA-BPFPQ-85
3DA-BP8PS-95
6BA-BP5PQ-85

車両型式は車検証をご確認ください。

マツダ3の新車搭載バッテリーはアイドリングストップ車用のQ-85もしくはS-95です。

2種類ありますが車両型式で判別可能です。

バッテリーのサイズの見方は以下を参考にしてください。

標準車(充電制御車)用

例)40B19Lの場合

記号の意味変更
性能ランク(数字が大きい程性能が高い)
バッテリーの短側面のサイズ×
バッテリーの長さ(cm)×
端子の位置×

アイドリングストップ車用

例)M-55Rの場合

記号の意味変更
外形寸法の区分×
 性能ランク(数字が大きい程性能が高い)
端子位置(Lは記号なし)×
バッテリー外形寸法区分
標準車用ISS用標準車用ISS用
B17JD26S
B19KD31T
B20ME41U
B24NF51V
D20PG51W
D23QH52X

マツダ3のバッテリー交換費用の目安

Q-85の場合

実店舗ネット
バッテリー¥45,000~¥13,000~
工賃¥1,000~¥0~
合計費用¥46,000~¥13,000~

費用はあくまでも目安です。

全く同じバッテリーでもネット通販なら実店舗の半額以下で購入できる場合があります。

実店舗でいきなり交換せずに見積もりとネット価格を見比べてからの交換をおすすめします。

バッテリーの保証期間と交換時期の目安

保証期間交換時期の目安
標準車3年3~4年
アイドリング
ストップ車
2年2~3年
ハイブリッド車3年3~4年

近年のバッテリーは突然上がることがあるので通常使用の場合、保証期間+1年以内の交換をおすすめします。

もしすでにバッテリーが上がって困っているという方は24時間365日営業【カーバッテリー110番】 をご利用ください。

マツダ3におすすめのバッテリー

すすてっく

僕のおすすめはパナソニック・カオスとBOSCH・ハイテックシリーズ!

バッテリーは信頼できるメーカー製品を選びたいですね!

Q-85の場合

S-95の場合

マツダ3のバッテリー交換方法

マツダ3のバッテリー交換は非常に簡単なので工具さえあればDIY可能です。

ちなみにリセット時にマイナス端子を切り離すのでメモリーバックアップの必要はありません。

使用工具

バッテリー交換方手順

STEP

ナット(10mm)を緩め、バッテリーマイナスターミナルを外します。

使用工具
STEP

ナット(10mm)を緩め、バッテリープラスターミナルを外します。

使用工具
STEP

ステー両側のナット(10mm)を緩め、バッテリーステーを外します。

あとはバッテリーを交換し逆の手順で組付けます。

マツダ3のバッテリー交換後のリセット

バッテリー交換後は以下の項目のリセットが必要です。

アイドリングストップのリセット

アイドリングストップのリセットはバッテリー充放電積算量リセットバッテリ状態初期設定(i-stop設定)の順に行います。

バッテリー充電積算量リセット

  1. すべてのドアを閉める。
  2. ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押しイグニッションONにする。
  3. 左足でブレーキペダルを踏みセレクトレバーをNレンジにする。
  4. ブレーキを踏込んだ状態で5秒間以上アクセルペダルを踏込む。
  5. 充電警告灯とマスタ警告灯(△!)が点滅することを確認する。(両方点灯する車種もあります)
  6. ブレーキを踏込んだ状態でアクセルペダル踏込み/開放を3回行う。
  7. マスタ警告灯(△!)が消灯することを確認する。(充電警告灯が点灯する車種もあります)
  8. セレクトレバーをPレンジにし、ブレーキペダルから足を放す。
  9. スタートボタンを押しイグニッションOFFにする。
  10. バッテリ (−) 端子を切離す。
  1. すべてのドアを閉める。
  2. ブレーキを踏まずスタートボタンを2回押しイグニッションONにする。
  3. ディスプレイに警告メッセージが表示されている場合はINFOスイッチで画面消去する。
  4. 左足でブレーキペダルを踏みセレクトレバーをNレンジにする。
  5. ブレーキを踏込んだ状態で5秒間以上アクセルペダルを踏込む。
  6. ディスプレイ内の警告メッセージ(マスタ警告灯(△!))が点滅することを確認する。
  7. ブレーキを踏込んだ状態でアクセルペダル踏込み/開放を3回行う。
  8. ディスプレイ内の警告メッセージ(マスタ警告灯(△!))が消灯することを確認する。
  9. セレクトレバーをPレンジにし、ブレーキペダルから足を放す。
  10. スタートボタンを押しイグニッションOFFにする。
  11. バッテリ (−) 端子を切離す。

バッテリ状態初期設定(i-stop設定)

  1. バッテリ(−)端子を切離した状態で、5分間以上待つ。
  2. 電流センサのコネクタを切離す。
  3. バッテリ(−)端子を接続し、10秒以上待つ。
  4. 電流センサのコネクタを接続する。
  5. ブレーキを踏まずイグニッションON (エンジン停止)にし、15秒以上(1分以内)待つ。
  6. i-stop OFFスイッチを押し続け(約10秒)、i-stop表示灯(緑)が消灯またはi-stop警告灯(橙)が点滅状態になるのを確認する。
  7. エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にする。
  8. ボンネットを閉じエンジンを始動し、i-stop表示灯(緑)が消灯していることを確認する。
  9. 車速4 km/h以上で走行し、i-stop表示灯 (緑) が点灯することを確認する。停止した時に正常にアイドリングストップが働くか確認する。
ステアリング舵角センサ初期設定
  1. エンジンを始動する。
  2. ステアリングを左右に据え切りする。
  3. エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にする
パワーウインドウ
  1. エンジン・スイッチをONにする。
  2. 運転席側フロントドアガラスを全開にする。
  3. スイッチを操作し運転席側フロントドアガラスを全閉にした状態で約2秒以上保持する。
パワーリフトゲート
  1. パワーリフトゲートを手動で閉める。

※パワーリフトゲートを半開または前回の状態でバッテリーを交換した場合のみ

サンルーフ
  1. エンジン・スイッチをONにする。
  2. ガラスパネルが停止するまで、チルトアップスイッチを押続ける。
時計とオーディオ

時計とオーディオの設定が初期化される場合があるのでバッテリー交換前に設定を確認しておく必要があります。

まとめ

  • マツダ3の新車搭載バッテリーはQ-85かS-95
  • アイドリングストップ車のバッテリーは2年ごとの交換がおすすめ
  • マツダのアイドリングストップ車はバッテリー交換後のリセット作業が大変です

今回はマツダ3(mazda3)のバッテリー交換費用やリセット手順をご紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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