【整備モード移行手順】アクセラハイブリッドのブレーキフルード交換【現役整備士が解説】

アクセラハイブリッド

こんにちは、すすてっくです。

アクセラハイブリッドのブレーキフルード交換をテスターを使用せず行う場合、エア抜きモードにする必要があります。

これはトヨタ車でいうブレーキ制御禁止モードのことです。

そこで今回はアクセラハイブリッドのエア抜きモード移行手順についてご紹介します。

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アクセラハイブリッドのエア抜きモード移行手順

電子制御回生協調ブレーキ警告灯
エア抜きモード移行手順

パーキングブレーキを作動させた状態で次の①~⑥までの作業を60秒以内に行います。

  1. 電源ポジションをON にする。 (ブレーキを踏まずスイッチ2回押す)
  2. Nポジションで、ブレーキ・ペダルを踏込みと開放を 5秒以内に8回以上行う。
  3. Pポジションで、ブレーキ・ペダルを踏込みと開放を 5秒以内に8回以上行う。
  4. Nポジションで、ブレーキ・ペダルを踏込みと開放を 5秒以内に8回以上行う。
  5. Pポジションにする。
  6. 電子制御回生協調ブレーキ警告灯 (橙) が点滅することを確認する。

この状態でブレーキフルードを交換します。ブレーキフルードの交換方法は30プリウスと同じ。

リヤ側は踏みっぱなしでフロント側はペダリングします。

エア抜きモード移行中にしてはいけないこと

エア抜きモード移行中に次のいずれかの条件を満たした場合DTCが記憶されることがあるのでご注意ください。

  • シフトポジションがPポジション以外になる
  • エンジンを始動した
  • 電源ポジションをOFFにしてしまった
  • 車速が 1 km/h以上を検出した (ディスク・プレートを回転させた)
  • パーキングブレーキを解除した

チェックランプが点灯した場合はOBDテスターで消去する必要があります。

まとめ

  • アクセラハイブリッドのブレーキフルード交換をテスターを使用せず行う場合、エア抜きモードにする必要がある
  • エア抜きモードはトヨタ車のブレーキ制御禁止モードと同じ
  • ブレーキフルードの交換方法は30プリウスと同じ
  • DTCが残らないように注意しましょう

今回はアクセラハイブリッドのエア抜きモード移行手順についてご紹介しました。

以上最後までお読みいただきありがとうございました。

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